満たされる夜
「めぐみ、俺を満たしてくれ」


低く響く声はどうしようもなくなく甘くて、それ以上に色っぽい。

課長は私の髪を優しく撫でてくれて、唇が首筋から胸へと落ちていく。

今すぐにだって一つになれる。


私は課長に跨ると、焦らすようにゆっくりと腰を動かした。
ソレは入りそうで入らない。
課長の昂りは小刻みに震えている。


「めぐみ…」


課長は私の腰を掴むと、有無も言わさぬ早さで一気に奥まで貫いてきた。
噛み付くように激しく唇を重ねてきたかと思えば、後頭部を抑えられて深いキスに変わる。

下から腰を突き上げられると、堪えきれずに声がもれてしまう。

唇を離して課長の顔を見ると、襲ってくる快楽に耐えようと歯をくいしばっていた。

抱きついて腰を動かすと課長の荒い息が聞こえて、堪えているのが伝わってくる。
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