おまけ












それからは、お姉ちゃんが1人で、

あたしを育ててくれた。




あのとき、

あたしは、小学2年生。

お姉ちゃんは、高校1年生。



家事全般をこなすお姉ちゃんをみて、

迷惑をかけるのは駄目だ、と、

幼いながらも、思ったことを覚えてる。




この間まで、一緒に笑いあっていた、

両親はいなくて。


すごく、寂しくて。



お姉ちゃんは、そんなあたしをみて、

寂しくならないように、

いつでも一緒にいてくれた。













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