一夏の花


確かあれは中二の冬。
あの頃はテニス部に所属していてそれなりに結果を出してもいて、私は結構目立つタチだった。

それに不満なんかなくて、ある程度の水準まで青春を満喫してもいたんじゃないかと思う。

 スカートの丈を短くするタイプのグループにいて、毎日下品な笑い声をあげていられたんだから。
 それが良いことかは別として。
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