彼の音色に恋をして
夏の風は強く吹く
その日、教室に入ると机の中から小さな紙が出てきた



紙を開いてみる



『部長の近くをうろちょろいるんじゃねーよ。ブス』



…!!!!!



「はあ!?なにこれ?沙耶気にするな」



「ありがとう。優奈」



私はそう言いながらも、頭の中は推理でいっぱいだった



部長っていうことは、吹奏楽部…?



「優奈」



私は小さく呟いた



「来て」



その時、私の頭の中に、一つ、試したいことが浮かび上がってきた
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