ギャップ彼女 1
「ゆ、ゆうと、私大丈夫だよ。きっと私が悪いんだから、悠斗が怒る事ないよ?ね?」
「リンは悪くねぇ。俺は絶対見つけ出す。」
「でもね、蓮がガツンと言ってくれたからきっともう何もしてこないよ」
「……。」
リンが宥めるように言えば、眉間に皺を寄せたままではあるが、少し冷静さを取り戻した悠斗
そしてリンは、俺達に顔を向けた。
「みんな、心配してくれてありがとう」
リンのとろけそうなほど甘い笑顔に、頬がみるみる紅潮した。
あの笑顔はダメだな…
リンのメガネをとった姿は初めてみたが、予想以上に可愛かったんだ。
パッチリした大きな瞳、小さい鼻、小さい桃色の口。本当に、可愛い顔をしていて。
愛くるしい顔。
思わず見入ってしまう。
「あぁ。」
リンに、ああ言われたら悠斗もそう言うしかないよね。
でも、納得してない様子だけど。