ギャップ彼女 1
「30分くらいでいいから!宣伝してほしいの!!」
お願いと手を合わせている彼女
『山田さん、私忙しいんですけど』
お昼寝でね。
いや、お昼寝は重要よ?効率あがるもの
「山田さんて呼ばないでくれる?この平凡な苗字嫌いなのよね…。愛莉(えり)でいいわ。愛莉って呼んで!!」
え…そこ怒ること?
なぜか山田さんと呼べば、顔をしかめたのだ。
まぁ、本人が嫌がるなら愛梨と呼ばせていただきますけども。
それにしても、女の子の名前を呼び捨てにするのはいつぶりだろう。
『じゃぁその…愛莉…何で私なの?私よりかわいい子の方が宣伝になるでしょ?私がこんな恰好でウロウロしても、白い目で見られるだけだよ!!絶対宣伝効果ないよ!!』
はっきりきっぱり言ってやった。
こういう新手のいじめには、屈しないよ!!