ギャップ彼女 1

「リンちゃーん!きてくれたんだ?」



行列の先の方まで行けば、手をヒラヒラ振っている隼人がいた。




そっかこの行列、隼人達のクラスだったんだ。
何か納得。



『ちょっと通りかかって。それよりすごいね』


「リンちゃんのクラスも凄かったじゃん。リンちゃんは、看板持って宣伝かなんか?」

『はい。頼まれて。』


隼人は「そっか」と言いながら、並んでる女の子達を順番に教室内へと誘導している。
そんな隼人の様子を、ウットリとした表情で見つめる女の子達。



隼人は、案内係なのかな?



そんな事を考えていると、




「ゆうと、翔、リンちゃんきてるよ」




と隼人は教室に向かって呼んだ。
すると、教室から悠斗と翔もでてきたのだが…






悠斗は、なぜかクレープを手に持って食べている。



な、なぜ、食べてる!?
働かなくていいの?



気になったが、あえて触れないようにした。
それよりも、あれってもしかして…






チョコバナナクレープ!?
だって、生クリームとチョコソースが見えるもの。



美味しそう…
< 129 / 426 >

この作品をシェア

pagetop