ギャップ彼女 1
『で、その入院中も首から下げていたのが、このネックレスっていうわけなんだ…
綺麗だよね?この石…』
私は、ネックレスをケースから取り出し、掲げた。透き通る紫色の石が、キラキラしていて本当に綺麗だ。
「あぁ」
私が悠斗にも見せれば、切なげに微笑んだ。
「それ、アメジストだ」
『…アメジスト?』
「そうだ。」
ネックレスをただ、じっと見つめる悠斗。
詳しいんだね
『何で首から下げているのか一切分からなかったけど、何だか物凄く大事だというのは覚えていて…。』
大事なものだとは感じるのに、思い出せないって変だよね?
つけるのはもったいないから、こうしてケースに入れて飾ってある。
「…そうか」
痛みを堪えるように瞳を伏せた悠斗に、ズキリと胸が痛くなったんだ。
綺麗だよね?この石…』
私は、ネックレスをケースから取り出し、掲げた。透き通る紫色の石が、キラキラしていて本当に綺麗だ。
「あぁ」
私が悠斗にも見せれば、切なげに微笑んだ。
「それ、アメジストだ」
『…アメジスト?』
「そうだ。」
ネックレスをただ、じっと見つめる悠斗。
詳しいんだね
『何で首から下げているのか一切分からなかったけど、何だか物凄く大事だというのは覚えていて…。』
大事なものだとは感じるのに、思い出せないって変だよね?
つけるのはもったいないから、こうしてケースに入れて飾ってある。
「…そうか」
痛みを堪えるように瞳を伏せた悠斗に、ズキリと胸が痛くなったんだ。