ギャップ彼女 1


教室に入ると、思った通りの視線…。



そんな、みんなして見なくても。
しかも人が入った瞬間静かになるってどういう事よ?




でも、思ったよりは冷たくはない気がする。




いつもの様に席に座れば、すぐに伊藤先生がやってきた。




「え~7月に入ったから今日は席替えするぞ~」




この席ともお別れか。なんか淋しいな…
お気に入りの場所だったのに。
軽く溜息をこぼし、窓の外に視線を向けた。




ぼんやりと窓の外を眺めていると、



「花菜月さん」

『ありがとう』



前の席の女の子が箱を渡してきたので、お礼を言い箱を受け取った。穴から手を突っ込み紙を1枚選び、次の人に箱を渡した。




紙をドキドキしながら開けば、24番だった。
何とまぁ、中途半端な数字
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