ギャップ彼女 1


「でもさ、桜譁祭の時はマジでビビったぜ。本当、あの笑顔は強烈!!」






ケラケラ笑う彼に戸惑った。
そんなに酷かったのか…。
強烈なほど怖かったのか




『……………怖い顔お見せして申し訳ありません。』




何気にショックだ。
ホラーが嫌いなのに、まさか自分がホラーになるとは…





「…は?何言ってんの?」

『ブスが調子こいてごめんなさい』




何か言ってて悲しくなってきたかも。
あぁ。もう桜譁祭の事は忘れたい…



「ぶはっ!?」




…え…



なぜか、いきなり噴き出した彼。



「本気で意味分かんない!!リンちゃんって本当かわいいね」

『……。』





いや、あなたさっき強烈だと言ったよね?私のが意味分からないんだけど…





それにしても、彼は可愛いって言うの口癖なのだろうか?
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