ギャップ彼女 1

「何どさくさに紛れて、リンって呼んでるんだよ!?」

「伊吹だって呼んでんじゃねぇか!?」

「俺は、いいんだよ!生徒会の仲間だからな!!な~リン?」

「俺だってクラスの仲間だよな?リン?」



ニコニコと笑う伊吹と海斗くん。
2人とも同じように私を見つめてくる。




私は、とりあえず『あーうん』と返事した。すると、



「「だよなー」」

「「は?」」

「リンは、俺と仲間って言ったんだ!」

「伊吹、今のはリンが俺を仲間だと認めた返事だ!」




何だか、息ぴったりに言い合いしている様子に思わず笑みがこぼれた。
なんだか、お笑い見てるみたい。



『伊吹と海斗くんって仲良いね』


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