ギャップ彼女 1
~悠斗 Side~



俺は昼休み購買に寄ってから屋上に向かった。なんとなく今日は屋上に行きたくなったんだ。



最近は暑くなってきたから、行くのを控えていた。それにリンも、ここに来る回数が減っていたから。



伊吹が、リンを守ると宣言してからというものの、リンはほとんど屋上には来なくなってしまって。




リンのいない屋上は、物足りなさを感じていた





毎回、この扉を開ける度に思うんだ。
リンがいればいいのに…と。





ガチャリとドアを開けた。
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