ギャップ彼女 1
そんな事を、ぼんやりと考えながら歩いていると、下駄箱で愛莉に会った
「おはよう。今日は早いのね。体調はもういいの?」
『うん。もう平気…昨日さ、自転車置いたまま電車で帰ったから、朝電車だったんだ』
「そうなんだ」
愛莉とは席が近くなって以来、普通に話せるようになってきた。
私にとっては一歩前進かな?
「あ、テストの上位者張り出してるよ!!」
一緒に教室に向かう途中、「ほら」と廊下を指さす愛莉。
廊下には、すでに人がたくさんいた。