ギャップ彼女 1

夏休み計画

月曜日



「リン、おはよう」

『海斗おはよう』




さわやかな笑顔の海斗に、私も笑顔で返す。



『あ、伊吹もおは……よう…』


…あれ?


海斗の後ろの席にいる伊吹にも挨拶をしたのだが、どうやら伊吹の様子がおかしい事に気づいたんだ。



「おは…よ、う」




なんかこう、黒いオーラがただよっている。
しかも、溜息ばかりついているし…



『伊吹どうしたの?』

「さぁ?」



海斗に問いかけても、海斗もよく分からないようで小首を傾げている。




どうしたのだろうか…?



いつもと違う伊吹の様子に、心配になる。
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