ギャップ彼女 1
「リンと遊びたかったんだよ!だってさ、友達でしょ?」



友達…なの?
本気でそう思ってるの?




「え!?ち、違う…の?」




驚いた表情で、私を見つめる愛莉に思わず笑みがこぼれた。さっきまで、すごい形相で怒ってたのに、何その間抜け面は…



『違わない!友達!』



何だか愛莉の言葉がとても嬉しくて、エへへと笑った。



本気で嬉しかった。



嬉しすぎて笑いが止まらない…




「リン、頼むから…その気色悪い笑い方やめてくれる?」

『ふへへ…』






キツイ言葉でも嬉しいと感じるのは、おかしいだろうか?









気づけば私も、自然に笑えてたんだ。
< 333 / 426 >

この作品をシェア

pagetop