ギャップ彼女 1
私は、先に一人波打ち際にきた。
そこで、綺麗な貝を見つけた。


白っぽい巻貝だ。
私は手に持った貝殻を空に掲げた。




『綺麗』




光に反射して、キラキラして見える。



小さくて、とても可愛いこの貝殻。
コレクションにしたいかも。





貝殻に夢中になって見ていると「お姉~さん」と誰かがポンっと肩に手を乗せてきた。




…誰?



視線を流せば、3人の爽やか系お兄さん達が横にいて…




「可愛いね」

『本当、可愛いですよね?この貝』




私と同じように、可愛いって思ってくれたのが嬉しくて、ニコリと微笑んでお兄さん達の前に貝殻を見せた。





(((いや、そういう意味じゃね~んだけど…。)))





苦笑する3人は同じ事を思う。
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