ギャップ彼女 1
次の日



まさか今日もさすがにいないよな?
授業後、俺は早めに屋上に向かった。




まだ来ていないな…。
さすがに友達と食べるか…?




ってか、俺は何期待してんだよ…



俺はいつもの様に上で寝ころぶ。
今日の空は、薄く雲って青空は見えないが、雨の降る気配はない。


ぼーっと昼ごはんを食べていると扉が開いた。ガチャリと開く音になぜか、嬉しいと思ってしまう自分がいた事に戸惑った。



雨の日以外、彼女は毎日やってきてここで一人でお弁当を食べている。



そして鈍感なのか、あいかわらず上にいる俺には気づかない。



それでも、昼休みのこの時間が、俺は心地よかったのだ。
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