ギャップ彼女 1
パンケーキを食べ終わったころ、隼人が帰ってきた。




ニヤニヤ笑っている。
何だよ?




会計を済まし、昴さんに挨拶をしに行った。




「また来いよな?」

『はい』

「じゃぁね。すばる~。」



店を後にし、会話を始める。



『分かったのか?』

「あぁ。あの子、花菜月 凛ちゃんっていうらしい。桜譁はバイト禁止だからね~。わけありかね?」


『…そうかもな。』




凛音は、偽名だった。



リン…
あの子と同じ名前。





後日、彼女が特待生だと知った。
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