ギャップ彼女 1
しかし、悠斗に食べさせていたリンだったが、だんだんと静かになり、気づけば悠斗にもたれかかったままスースーと眠っていて…
『リン寝たの?』
「あぁ。こいつ寝かしてくる。」
悠斗はリンを優しく抱き上げ、襖を挟んだ隣の部屋に寝かしに行った。
「リンちゃん最強だね」
「1本であぁなるなんてな…」
クスクス笑う隼人に、呆れ顔の蓮。
「でも、甘えん坊のリン可愛かったな」
「「「(…そうだな)」」」
さっきのリンの姿を思いだしたのか、また頬を染める伊吹に、俺たちは同じように思うのだった。
そういえば…
寝かしに行った悠斗が戻ってこない。
どうしたのだろうか?
~翔 SIDE END ~