ギャップ彼女 1
パンパンパーーン!!


『……っ!?』


なに!?
これは一体どういう事…?




「「「誕生日おめでとー」」」



ドアを開けた瞬間、隼斗と伊吹と翔がクラッカーを私の頭上にむけて発射したんだ。




驚きのあまり立ちすくむ私の頭上にクラッカーの紙が降りそそいだ



「やべっ出遅れた」


とパーンと少し遅れて鳴らしたのは蓮。



「蓮、タイミングわるっ!」

「うるせぇ。俺様は、こういうのは慣れてねぇんだよ」



伊吹のダメ押しに、ポイッと空のクラッカーを捨てる蓮。



「リン、16歳の誕生日おめでとう」




ニコリと微笑む翔。



……どうして……?




なぜ、私の誕生日って知ってるの?
誰にも教えてないのに…。




というか、自分の誕生日すら忘れていた私。
目の前の光景についていけなさすぎて、呆然と立ちすくむ事しかできない。

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