ギャップ彼女 1
5月末。
生徒総会が行われた。
ザワザワする体育館。
生徒会のみんなが壇上にあがる。
それと同時に湧き上がる歓声。
「ゆうとさま~!」
「伊吹くんかわいぃ~。」
「隼人さまこっちむいて~」
「翔さま今日も素敵~。」
「蓮さまおしゃれ~!!」
コンサートかよっ!
様つけちゃうのね。
何気に伊吹だけは「くん」って…。
俺はかわいくねぇなんて言って、伊吹は拗ねている。
でもそんな姿の、伊吹も可愛くて…
あ…私も思っちゃったわ。ごめんね伊吹。
みんな人気なんだね。イケメンだもんね。
「なにあいつ?」
「え~なんであの子なの?ブスじゃん」
「ありえな〜い!」
「本当、ブス。怜奈様とは大違い!」
そんな罵声も飛び交っている。
平穏に過ごす事などもうできない事実に、失墜感を覚えたのだった。
生徒総会が行われた。
ザワザワする体育館。
生徒会のみんなが壇上にあがる。
それと同時に湧き上がる歓声。
「ゆうとさま~!」
「伊吹くんかわいぃ~。」
「隼人さまこっちむいて~」
「翔さま今日も素敵~。」
「蓮さまおしゃれ~!!」
コンサートかよっ!
様つけちゃうのね。
何気に伊吹だけは「くん」って…。
俺はかわいくねぇなんて言って、伊吹は拗ねている。
でもそんな姿の、伊吹も可愛くて…
あ…私も思っちゃったわ。ごめんね伊吹。
みんな人気なんだね。イケメンだもんね。
「なにあいつ?」
「え~なんであの子なの?ブスじゃん」
「ありえな〜い!」
「本当、ブス。怜奈様とは大違い!」
そんな罵声も飛び交っている。
平穏に過ごす事などもうできない事実に、失墜感を覚えたのだった。