ギャップ彼女 1
しかし裏方と接客担当はなんと、クジで決める事になったんだ。
はぁ…
クジを引き終えた私はため息しかでなくて。
だって、何度紙を見ても「接客担当」の文字なんだ。
おかしい。
私、クジ運良いはずなんだけどな。何かの陰謀か?
「リンは何だった?」
クジを引き終えた伊吹がやってきた。
昨日のあの事件から、よく私の所へきて話しかけてくれる。
『接客だった…。』
「マジ?俺も接客だった…」
『伊吹はかっこいいから、絶対執事服似合うよ!!』
「そ、そ~かな…?」
『そうだよ!!』
伊吹は照れているのか、顔が赤くなっている。かわいい。
「俺、リンのメイド服楽しみにしてる!」
『あ、ありがとう…。』
そんな事言われると、プレッシャーが…
メイド服は着なれてるけど、絶対似合わないもんな…