ギャップ彼女 1
「悠斗たちのクラスは何やるの?」
驚く事に、悠斗、翔、隼人は同じクラスだ。絶対このクラスは女性が殺到しそうだ。
「クレープ屋だ」
『そうなんだ』
イケメン悠斗たちには何て似合わない食べ物…想像つかない。
「あぁ。きっとうまいぞ?リン、食べに来い」
「ゆうとは食べれないけどな」
嬉しそうに話す悠斗に、呆れ顔の隼人。
「わかってる」
眉をよせながら話す悠斗は、どことなく残念そうだ。
「蓮のクラスは確かお化け屋敷だったな?」
「あぁ。何でお化け屋敷なんだか。チッ。めんどくせぇ。」
翔が蓮に尋ねれば、舌打ちしながら蓮が答えた。余程、嫌らしい…
「れんれんのお化けも見たいな~」
「ケッ。誰が、んなもんやるか。俺は受付だ。受付。」
隼人は悪びれもなく言う。
確かに蓮はお化けよりも受付のがいいかもしれない。そりゃあ、蓮のおばけ姿見たいけどね?
でも、イケメンの蓮が受付にいれば、それだけで呼び込みになるだろう。