王子様に恋愛中(仮)
全て話したあと流星の顔をうかがってみると、なんとも言えない複雑そうな顔をしていた。
「…流星」
「なあ、蛍」
急に名前を呼ばれてビクッとなる。
「は、はひっ」
「お前さ…一人で抱えすぎ」
「…でも、これは私の問題だから」
「バーカ。何年お前と幼なじみやってると思ってんだよ。少し頼ってくれよ」
流星がこれまで見たことない辛そうな表情で私を見ていた。
「ごめ…」
謝ろうとしたその時…
私は流星の腕の中にいたー…