王子様に恋愛中(仮)

楓の気持ち.



* 楓side *





蛍の奴、どこ行ったんだよ…

俺は部活が終わった後、途中でどこかに消えてしまった蛍を探しに街へ出ていた。

「…クソッ!」


明らかに様子が変だった蛍。

ほっとけねぇよ…!


俺は見当もつかないまま、がむしゃらに歩いていた。


ドンッ

肩に衝撃がはしった。


「…っ!すんませ…つぐみ!?」

「か…楓!ごめん…」

そこには幼なじみの、椎名つぐみがいた。


< 22 / 63 >

この作品をシェア

pagetop