王子様に恋愛中(仮)
楓の気持ち.
* 楓side *
蛍の奴、どこ行ったんだよ…
俺は部活が終わった後、途中でどこかに消えてしまった蛍を探しに街へ出ていた。
「…クソッ!」
明らかに様子が変だった蛍。
ほっとけねぇよ…!
俺は見当もつかないまま、がむしゃらに歩いていた。
ドンッ
肩に衝撃がはしった。
「…っ!すんませ…つぐみ!?」
「か…楓!ごめん…」
そこには幼なじみの、椎名つぐみがいた。
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楓の気持ち.