王子様に恋愛中(仮)
流星の想い.
* 蛍side *
どれくらい時が経ったのだろう…?
実際には5分も経っていないのかもしれないけれど、流星に抱きしめられている時間はもっと長く感じられた。
「り…流星…どうしたの…?」
「なぁ、蛍。
俺にしないか……?」
え…?
私は流星が言ってる意味がわからず、何も言えないでいた。
「俺は、お前が幸せならそれでいいと思ってたんだ。でも、尾崎先輩を好きでいたらお前はずっと辛そうな顔をするだろ…?
だから…俺を好きにならないか?」
「りゅ…せい…」
「俺は蛍が好きだ。ずっと前から…お前だけを見てた」
流星が、私を…!?