王子様に恋愛中(仮)

流星の想い.



* 蛍side *



どれくらい時が経ったのだろう…?

実際には5分も経っていないのかもしれないけれど、流星に抱きしめられている時間はもっと長く感じられた。


「り…流星…どうしたの…?」

「なぁ、蛍。
俺にしないか……?」


え…?

私は流星が言ってる意味がわからず、何も言えないでいた。

「俺は、お前が幸せならそれでいいと思ってたんだ。でも、尾崎先輩を好きでいたらお前はずっと辛そうな顔をするだろ…?

だから…俺を好きにならないか?」

「りゅ…せい…」

「俺は蛍が好きだ。ずっと前から…お前だけを見てた」


流星が、私を…!?

< 27 / 63 >

この作品をシェア

pagetop