王子様に恋愛中(仮)


流星と家の前で別れて中に入ると、妹のももが私の帰りを待っていてくれた。

「お姉ちゃんおかえり。お母さんとお父さんは飲み会らしいからご飯作った」

ももは、中学2年生の割にはかなりしっかりしていて、私よりも身長が高い。
だから、私の方が妹に見られることも少なくないんです…とほほ。

「ありがと、もも」

「お姉ちゃんの好きなカレーだよ。食べよ」

やったー!

ももの作るカレーは絶品なんです。

私たちは食卓についた。


ピリリリ♪


テーブルに置いてあった私の携帯が鳴り出す。

誰だろう…?

画面を見ると、信じられない人からの着信だった。


< 29 / 63 >

この作品をシェア

pagetop