王子様に恋愛中(仮)
流星と家の前で別れて中に入ると、妹のももが私の帰りを待っていてくれた。
「お姉ちゃんおかえり。お母さんとお父さんは飲み会らしいからご飯作った」
ももは、中学2年生の割にはかなりしっかりしていて、私よりも身長が高い。
だから、私の方が妹に見られることも少なくないんです…とほほ。
「ありがと、もも」
「お姉ちゃんの好きなカレーだよ。食べよ」
やったー!
ももの作るカレーは絶品なんです。
私たちは食卓についた。
ピリリリ♪
テーブルに置いてあった私の携帯が鳴り出す。
誰だろう…?
画面を見ると、信じられない人からの着信だった。