王子様に恋愛中(仮)


何でそこで流星が出てくるの!?

「なんで…流星なんですか?」

「昨日、一緒にいたろ?」

河原にいたの、見られてたんだ…

「あれは…慰めてもらっただけです。先輩に過去のこと聞く勇気なかったから…」

「え…?だって抱き合ってたじゃねーか」

少しむくれ顔で先輩が私を見た。

もしかして…やきもち!?

「そ、それは…告白されました。でも!私は楓先輩にしか興味ないから…」

それだけ言うと、私は恥ずかしくなって俯いた。

突然、先輩のぬくもりが私をもう一度包んだ。

「なんだよもー。急に可愛いこと言うなよ」

「先輩…やきもちですか?」

私は思いきって聞いてみた。
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