王子様に恋愛中(仮)
「じゃあ、俺もそろそろ帰るわ」
「あ…ありがとうございました!あの、椎名さんにも…」
「ああ、わかってる。でも、退院したら自分でも言ってやれよ。
あいつ、いろはのことでお前になんか言ったことずっと気にしてたから」
椎名さん…
ありがとう。
「おやすみなさい、先輩」
「ああ…おっと忘れ物」
と言いながら先輩は私の唇にキスをした。
「せ…」
「じゃあな!」
照れているのか、先輩は足早に行ってしまった。
本当に大好きなんだ、先輩のこと。