赤ずきんちゃんと6人の狼くん   ~危険な逆ハー生活!?~
遊「ユイ!」

名前を呼ばれて振り返ってみると

息切れしている遊兎がいた。


ユ「ゆ、う、、と」

震える声で呟いた。


遊「話せよ。ゆっくりでいいから。

  俺はなんでも聞く。

  雪と何があったんだよ。」


遊兎は私の方へ近づいた。


ユ「あのさ、このお墓

  誰のお墓だと思う?」

私は小さな声で呟いた。


遊「誰のだ?」

不思議そうに遊兎は首をかしげた。


ユ「これはね。私のお母さんの

  お墓なんだ。

  10年前に死んじゃったんだけど

  私がお墓参りに行くと

  いっつもピカピカになってるんだ。

  お父さんはお墓参りには来ないから

  いつも、誰が掃除してたのか

  不思議だったんだけどね、

  今日、分かったんだ・・・・。

  雪がいつも掃除してくれてたって・・・


  今から話すことはね、

  私と私の家族の事だから・・・。」


私は小さく深呼吸をした。

それから、昔のことを遊兎に

1つ1つ、話していった。

 
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