赤ずきんちゃんと6人の狼くん   ~危険な逆ハー生活!?~
時雨と出会ったのは

真夏の暑い日だった。


私と雪は小さな公園で

ブランコをこいでいた。


高いとこまでブランコが

上がった瞬間、公園を見渡すと


二人がけのベンチにポツンと

1人で座っている男の子がいた。

大体、私と同い年くらい・・・?


すごく悲しそうな・・・

   寂しそうな・・・

冷たい目をしていた。


何故かその目が誰かに似てて・・・

急にその子が心配になって・・・


気がつくと私はブランコから降りて

男の子が座っている

ベンチに近づいていた。


雪「まって、ユイちゃん!」

後ろから弟が走ってくる・・・。


私は雪の右手と私の左手を繋いだ。

雪はニッコリと

嬉しそうな顔をした。


私と雪はベンチの前まで来ると

男の子に話しかけた。


ユ「ねぇ、君。君。

  1人で寂しくないの?」

私が男の子に話しかけると

男の子の瞳が私を映す。


そうだ・・・・この目。


雪の目に似てる・・・・。
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