赤ずきんちゃんと6人の狼くん   ~危険な逆ハー生活!?~
ユ「私、神峰ユイ。

  雪のおねーちゃん!

  雪は妹みたいだけど

  ちゃんとした、男の子だよ!」


私は男の子の手を握ったまま

自己紹介をした。


雪「ゆ、ユイちゃん。僕は

  おとーとだよ~。

  あ、僕は神峰雪。ユイちゃんの弟。

  男の子だからね!女の子じゃないよ!」


雪も段々、

普通に男の子と話せるように

なってよかった~。


男の子「時雨。神崎。

    神崎時雨。」


時雨は恥ずかしそうに

そっぽを向いた。


ユ「私のみょーじと似てるね。

  私は神峰で

  シグ君が神崎なんだ~。」


時「シグ君って僕のこと?」

時雨は私の手を強く握った。

ユ「うん!そうだよ!」


時「なんか、

  あだ名って初めてだから

  くすぐったい。」


時雨は頭をかいた。


雪「ずるい。僕もユイちゃんと

  シグ君と手ぇ繋ぐ!」


そう言って私の手と時雨の

手を握った。

1つの輪っかみたいになって

面白かった。


雪「ねぇ、ユイちゃん。

  もうおウチに帰らないと

  お父さんが待ってる。」


雪が切なそうに呟いた。
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