赤ずきんちゃんと6人の狼くん   ~危険な逆ハー生活!?~
もう、そんな時間か・・・

帰りたくないけど、

雪に私が殴られている姿は

あんまり見てほしくないから


お父さんの機嫌が

悪くなる前に帰るか!


ユ「シグ君、私達もう帰んないと

  いけないから、帰るね。

  でも、明日も私

  この公園にいるから。

  いつでもシグ君の事待ってるから!」


私は寂しそうな顔をする

シグ君の顔に両手を当てた。


時「僕も、明日ここで待ってるから。」


そう言って時雨は手を振った。

私はニッコリ笑って手を振ると

時雨に背を向けて

雪と一緒にあの家に帰った。


雪「ねぇユイちゃん。

  手ェ繋いでもいい?」

家に帰る途中に

雪が私の服の袖を引っ張った。


ユ「いいよ。怖いことがあったら

  なんでも

  おねーちゃんに言うんだよ!」


きっと雪はお父さんが怖いんだ。


毎日のように

お父さんが私に虐待をしている事が

雪は怖いんだ・・・。


ユ「あのね雪。おねーちゃんは

  雪が安心できるなら

  どんなことでもできるよ。

  雪がいてくれれば

  お父さんなんて怖くないよ。」


私はピースサインでにっこり笑った。
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