赤ずきんちゃんと6人の狼くん   ~危険な逆ハー生活!?~
時雨と別れたあと、

家に向かっていた私達。

家の前まで来ると

・・・急に足が重くなる。


ユ「雪。絶対に

  お父さんと話しちゃダメだよ。」

家の前で私は念を押すように

何度も雪に言った。

下手に話しかけて

雪が殴られたら・・・

そんなことを想像するだけで

寒気がする。


雪「ユイちゃんこそ、気をつけて!」


ユ「うん!」

私は茶色の玄関を開けて

家の中に入った。


今日も最悪な

悪夢の続きが始まる・・・。

そんな憂鬱な考え持って

1日が終わった。



次の日・・・・。

ユ「雪。シグ君に会いに行こ。」

私は午前10時に昼寝をしていた

弟を起こした。


雪「ユイちゃん。僕も行くから

  ちょっと待って~」


眠たそうにあくびをしてから

靴を履いて外に出た。

幸い、お父さんは

仕事で今日一日はいない。


昨日、殴られた背中が

ズキズキ痛むけど・・・。


でも、

シグ君や雪と遊べるから

別にいいけど・・・・・。
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