赤ずきんちゃんと6人の狼くん   ~危険な逆ハー生活!?~
公園に着くと、

昨日の約束どうり、シグ君がいた。

時「お、おはよ」

照れくさそうに時雨がベンチに座った。

ユ「おはよう。今日は何する?」

雪「おままごと!」

可愛らしい口調で雪が話す。

ホントに女の子みたい・・・。


ユ「え~。今日は鬼ごっこしたい!」

雪「僕はおままごとがいいな・・・。」

雪の声がだんだん、弱々しくなっていく。


時「あのさ、雪君、ユイちゃん。

  タイムカプセルなんてどうかな?」

恥ずかしそうに時雨が

小さなビンを差し出した。


ユ「タイムカプセル・・・?」

雪「タイムカプセルって何?」

私と雪は不思議そうにビンを眺めた。


時「タイムカプセルは・・・
 
  大きくなった自分とか友達に

  お手紙書くんだよ。

  それを、このビンに入れて埋めるの。

  それで、僕達が大きくなったら

  掘り起こすんだ。」

得意げに時雨が話す。


ユ「私やる~~~!

  おっきくなったシグ君と雪に

  たっくさ~ん、お手紙書く!」

ユイが飛び跳ねながら、大きく右手を挙げた。

雪「ユイちゃんがやるなら・・・。

  僕もたくさん、手紙書く。」

小さく雪も手を挙げる。
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