赤ずきんちゃんと6人の狼くん   ~危険な逆ハー生活!?~
ユキが指差した木は

大きな桜の大木だった。

ユ「おおっき~い!」

私ははしゃぎながら

桜の木に向かって走った。

ユ「私、掘るの得意だよ!」

私はそういうと、

手で地面を掘り出した。

時「地面は硬いから

  手で掘ると、危ないよ!!」

ユ「だいじょ~ぶ。」

私はそういって、どんどん掘ってた。

雪「虫さんいる・・・?」

雪はオドオドしながら

私が掘っている場所へと

近づいてきた。

ユ「さっきね!なが~い、

  ミミズさんがいたよ!」

私は土で汚れた手で

ミミズの大きさを雪に教えた。

雪「そ、そんなに長かったの?」

雪はビクビクしていた。

時「そんなに長い

  ミミズいないよ・・・。」

呆れながらも

時雨がツッコミをいれた。

時「さ~て、僕も掘ろ。」

時雨は袖をまくると

私と一緒に地面を掘った。

ユ「雪はそこでビン持ってて。

  私とシグ君で掘るから。」

私は雪にビンを渡した。

真夏の太陽がジリジリと

私たちを照らしつける。



< 125 / 134 >

この作品をシェア

pagetop