赤ずきんちゃんと6人の狼くん   ~危険な逆ハー生活!?~
ボールを歩君に返して、

体育館を出ようとしたら、

聞き覚えのある声に

後ろから呼び止められた。


遊「おい。ユイ。

お前、バスケ上手いのか?」


うわ~。

ナルシさんに会っちゃた。

最悪・・・。


ユ「下手です。それじゃあ、さようなら」


後ろを振り向きもしないで

立ち去ろうとしたら


急に後ろから肩を掴まれた。


驚いて、振り返ってみると、


千秋が私の肩を掴んで、

モノ欲しげな眼差しで私を見てくる・・・

流石に、この目には勝てない・・・


ユ「千秋。何?」

私が聞くと千秋は

千「俺と1対1をやってくれ!」

めんどくさ・・・


ユ「ごめん。俺、このあと、

  寮に行かないといけないんだ。」


丁寧にお断りした。

千「寮の場所知らないだろ。

  教える代わりに

  俺と1対1をやってくれ!」


部屋の鍵は渡されたけど、


確かに、場所は知らなかった・・・


ユ「いいよ。その代わり、

  ちゃんと、寮の場所教えろよ。」


千「おう!俺は約束は守るぞ!」


そう言うと、千秋は私にボールを投げた。

今頃だけど、遊兎の他に

怜、薫、麗緒もいた・・・


って事は・・・この5人、全員バスケ部員!?

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