おまえのために・・・(短編)


「二度目の依頼からは、おまけしてあげるわよ」



青年が反射的に受け取ると、少女は満足げに笑い、そして、くるりと踵を返した。



軽やかに歩く少女の長い髪が、風に吹かれ、宙に舞った。




<完>

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