おまえのために・・・(短編)
独白
血を求めてさまよう俺に、おまえは似合わない。
そんな事は、知っている。
だけど、惹かれたのだ。
俺にはないものを持っているおまえに。
俺は、夜だけの人格。
昼には、俺とそっくりで、だけど、まったく違う、善良で悪意の欠片もないヤツが動いている。
俺は、ヤツから追い出された、良心の欠片もない裏の人格。
ヤツの悪の部分だけで出来た人格。
そう。
思うがままに振る舞う。
思うがままに殺戮を繰り返す。
それが、俺の存在意義。
そんな事は、知っている。
だけど、惹かれたのだ。
俺にはないものを持っているおまえに。
俺は、夜だけの人格。
昼には、俺とそっくりで、だけど、まったく違う、善良で悪意の欠片もないヤツが動いている。
俺は、ヤツから追い出された、良心の欠片もない裏の人格。
ヤツの悪の部分だけで出来た人格。
そう。
思うがままに振る舞う。
思うがままに殺戮を繰り返す。
それが、俺の存在意義。