Unchanging Love
結局堂本って誰?


はぁ~


ため息が出てしまう。


高等部では学級委員しないって決めてたのにな。


提出物集めるのとか司会とか、めんどくさいんだよねー


「ため息つくと幸せが逃げちゃうんだよ。」


右隣の席の子に話しかけられたので、そっちを向いた。


「だって・・・」


知らない男子が右手で頬杖をつきながらこっちを見ていた。


かっこいい・・・でもこの人誰?


「はじめまして、桜井結姫奈さん。堂本樹です。よろしくね!」


堂本・・・堂本・・・誰だっけ・・・あっ!学級委員!!


「あなたが堂本くん?」


そうすると彼は頬杖を解き、微笑みながら、よろしくっと言った。






彼の第一印象は優しそうなかっこいい男でした。


この時、彼が私の運命を左右する存在になるなんて、思ってもいませんでした。


しかし第2の運命の歯車は、回り始める準備を密かに進めていたのです。







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