千日紅~永遠のキズナ~
でも、何処にいったんだろう。


蓮が鍵をなくすわけない。


あの溜まり場にしていた場所は、蓮がスミレさんに頼みこんで建てて貰った場所。


「スミレさん、蓮の部屋に行っても良いですか?」

「良いわよ。まだ、手かけてないから、ほこりっぽいかもしれないけど」


あたしは2階にある蓮の部屋に向った。


ドアを開けると、懐かしい蓮の匂いに包まれる。


自然と涙が込み上げてくる。


スミレさんが言ったように、あの頃のまま何も変わってない。
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