千日紅~永遠のキズナ~
部屋には、蓮とあたしが2人で写った写真が飾られている。


その写真に、ソッと手を伸ばす。


幸せそうに笑う2人。


「、、、蓮」


蓮の名前を何度呼ぼうが、、、


蓮はもう、、、


笑ってあたしを抱きしめてくれることはないんだね。


部屋の外から、チャイムの音が聞こえる。


来客が来たのだろうか、下が少し騒がしい。


あたしは、蓮のベットに横になる。


蓮の温もりは感じられないけど、目を閉じれば蓮が傍に居るような気がしたから。

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