千日紅~永遠のキズナ~
あさひから渡されたワイシャツに着替える。


着替えが終わっても、なんだかあの部屋には戻りづらい。


みんなは、ちゃんとあたしを助けてくれた。


蓮じゃなかったけど、、、それでも、嬉しかった。


あたしは近くにあった灰皿の前で煙草を吸う。


「珍しい銘柄だな」


瞬は灰皿の近くにあるソファに座りながら、煙草を吸いだす。


「、、、驚かないの?」

「煙草?前も吸ってただろ」


気付いてたんだ。


何も言わなかったから、瞬は気付いてないんだと思った。


あたしは瞬から借りてたパーカーを渡す。


「ありがとう、パーカー」

「どういたしまして」


瞬は笑って言う。


また、さっきみたいな顔をされなくてよかった。


あたしは瞬の態度にホッとした。

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