千日紅~永遠のキズナ~
集会
あの日から、放課後はいつも倉庫で大富豪。


「そういえば、青龍が上がって来たみたいだな」


達矢が急に族の話をし出す。


一応、アメジストも族なのでそういう話があって当たり前だけど。


でも、今までそんな話をすることがなかったので、アメジストが族だということを忘れそうになっていた。


「あぁ。こないだ、ナンバー2のとこ倒したって言ってたしな」

「青龍の総長がヒロになった時点で、そうなるのは目に見えてたけどね」


あさひも青龍のことを知っているみたい。


「じゃあ明日の集会、覚悟しねぇと」


雅樹は嫌そうだ。


「集会なんてやるの?」


あたしがここに来て、一度もやっていない。


あたしが知らないだけで、やっているのかもしれない。


瞬が倉庫にいない時も時々あるし。

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