トレモロホリディ
「なんかさぁ。

湊もこの頃、雰囲気が違うんだよなー。

なんていうか、楽しそうだ」


「湊君が?」


ご飯を頬張りながら、壮真君が頷く。


「なぁ、美菜ちゃん」


「はい?」


「美菜ちゃんと湊って、毎日一緒にここまで通ってるんだよな?」


「え…?」


やだ。


壮真君知ってるの?


「別に隠すことないよ。

前に穂波さんから、少し聞いただけだから」


あぁ、穂波さんか。


何度か二人でいるところを見られているもんね。


なるほどね。


「なぁ。


ちょっと聞いてみるんだけど。


美菜ちゃんってさ。



もしかして…。




湊のことが好き…?」

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