トレモロホリディ
「じゃあ、美菜ちゃん。
もしね、何でも希望が叶うとしたら、どこの部署でどんな仕事がしてみたい?」
「え?」
「もしもの話だから、思いっきり大胆に選んでもいいよ。
かっこいい秘書でもいいし、なんなら社長にだってなってもいい」
思いっきり大胆に…か。
「社長はさすがにないけど。
そうだなあ…」
色々とイメージしてみる。
出来るわけないだろうけど、もし何にでもなれるのなら…。
あ、そうだ。
「私、受付になりたいな」
「受付?」
「ビルの1階や、会社の入口にいる女性」
「あー、いるよね。
そっかぁ。
美菜ちゃんは受付になってみたいんだね」
そう言うと湊君は、ゴロンと仰向けになった。
「就職活動をしているとね、色んな会社を訪問するでしょう?
そうすると、最初に必ず受付の女性と話をするの。
笑顔が爽やかで優しくて、洗練されていて。
企業の顔って感じがしたなあ」
素敵な人を何人も見た。
もしなれるなら、一度くらいなってみたいものだ。
「まぁ、私なんて綺麗でも何でもないから、どんなに切に希望したところで採用されるわけないんだけどねー」
書類だけで落とされたりしてね。
その可能性は大いにあるな…。
もしね、何でも希望が叶うとしたら、どこの部署でどんな仕事がしてみたい?」
「え?」
「もしもの話だから、思いっきり大胆に選んでもいいよ。
かっこいい秘書でもいいし、なんなら社長にだってなってもいい」
思いっきり大胆に…か。
「社長はさすがにないけど。
そうだなあ…」
色々とイメージしてみる。
出来るわけないだろうけど、もし何にでもなれるのなら…。
あ、そうだ。
「私、受付になりたいな」
「受付?」
「ビルの1階や、会社の入口にいる女性」
「あー、いるよね。
そっかぁ。
美菜ちゃんは受付になってみたいんだね」
そう言うと湊君は、ゴロンと仰向けになった。
「就職活動をしているとね、色んな会社を訪問するでしょう?
そうすると、最初に必ず受付の女性と話をするの。
笑顔が爽やかで優しくて、洗練されていて。
企業の顔って感じがしたなあ」
素敵な人を何人も見た。
もしなれるなら、一度くらいなってみたいものだ。
「まぁ、私なんて綺麗でも何でもないから、どんなに切に希望したところで採用されるわけないんだけどねー」
書類だけで落とされたりしてね。
その可能性は大いにあるな…。