トレモロホリディ
アパートに帰りシャワーを浴びると、早速俺は絵を描き始めた。


あれから俺は、作品をネット上にアップし続けていた。


他の作品もなかなかの高評価で、それが新しい作品を書く意欲に繋がっていた。


あれ以来、作品は売れていないけど、それでも絵を描いている時間はとても楽しかった。


時間をすっかり忘れて、集中してしまう。


そう…。


本当に見事に忘れてしまうんだ。


ハッと気がついて時計を見たら。


なんと午後14時を過ぎていた。


やべっ!


もう寝なきゃ。


仕事に差し支える。


あぁ…そうか。


いつもなら、美菜ちゃんが遅くても11時には来てくれるから。


そこでちゃんと区切ることが出来てたんだ。


でも、これからは自分で時間を区切らなきゃ。


スマホにアラームセットしなきゃな…。

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