トレモロホリディ
「まぁ、ゆっくり考えてみてよ。

俺はホントにかまわないから。

家賃もいらないし」


「いや、そういうわけにはいかないでしょう?」


「じゃあ、高熱費だけ折半するとかさ。

別に襲ったりしないから。

怖ければカギつけてもいいし」


複雑そうな顔の美菜ちゃん。


まぁ、ゆっくり口説いていこうかな。


こういう子は焦らないほうがいいしね。


とりあえずこの日は、美菜ちゃんの番号とメールアドレスをゲット出来たし。


それだけでも充分満足だった。

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