トレモロホリディ
あぁ…


やっぱり


この感触が


たまらなく好き。



柔らかくて


優しくて


ふんわり俺を包んでくれて。



「美菜ちゃん、大好き…」


ホントにホントに


大好きだ。


「私も、大好き…」


やっと…


やっと思いが通じ合えたね。


もう…


もう絶対離さないんだから。



美菜ちゃんの首筋から


花のように甘い優しい香りがする。


香水や化粧品の匂いなんかじゃない


美菜ちゃんの香りが。




なつかしくて



嬉しくて



また



涙が出てしまった。

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