トレモロホリディ
「壮真(そうま)君。
今日、ミナトは?」
「あぁ。
今、ちょっと外に出てるんだ」
梨香ちゃんの眉がピクリと上がる。
「何しに?」
「お客さんを迎えに行ってる」
「ふぅん…」
明らかに面白くないって顔の梨香ちゃん。
それもそのはず。
梨香ちゃんは、ミナト目当てにこの店に通っているからだ。
それにしても…。
ミナトが新規のお客さんを連れて来るなんて珍しい。
ミナト目当ての客は多いし、その子達の相手だけで毎日手一杯だから、新規顧客を獲得しろなんて、ミナトに言うことはないんだけど。
一体、どんな子を連れて来るのやら。
今日、ミナトは?」
「あぁ。
今、ちょっと外に出てるんだ」
梨香ちゃんの眉がピクリと上がる。
「何しに?」
「お客さんを迎えに行ってる」
「ふぅん…」
明らかに面白くないって顔の梨香ちゃん。
それもそのはず。
梨香ちゃんは、ミナト目当てにこの店に通っているからだ。
それにしても…。
ミナトが新規のお客さんを連れて来るなんて珍しい。
ミナト目当ての客は多いし、その子達の相手だけで毎日手一杯だから、新規顧客を獲得しろなんて、ミナトに言うことはないんだけど。
一体、どんな子を連れて来るのやら。